こんにちは!なりこです!
今日は前回に続き、映像化不可能と言われたのに映画化された小説「イニシエーションラブ」を読んでみました!
イニシエーションラブの紹介
この小説は、2004年に乾くるみさん作で刊行された小説です。当時は恋愛小説のような表紙、内容を読んでも恋愛小説の描写が多かったです。
しかし、2005年に、「このミステリーがすごい」で12位、「本格ミステリーベスト10」では6位になるなど、表紙からは想像もつかないような内容になっていることで有名です。
なぜこんなに有名になっているのか。
「純粋なラブストーリーが最後の最後で驚愕のミステリーに変わる」
という理由が口コミで話題になったからです。
この小説は、読み終わって、絶対に読み返してしまう本として有名になりました。
また、この小説が前田敦子さん、松田翔太さん主演で映画化されたこともとても話題になった要因です。十角館の殺人同様、映像化は不可能なのではないかと言われている小説だったので、映画も気になります!
映像化不可能ってどういう意味なんだろう?
結構みんなおすすめしてるし、恋愛小説そんなに興味なかったけどミステリーなら読んでみようかな!
なぜこの小説を手に取ったのか
それは、今叙述トリックにはまっているからです。前回書いた十角館の殺人で叙述トリックの気持ちよさに気づき、色々な方の紹介している叙述トリックの小説のおすすめを聞いていたところ、イニシエーションラブの名前がよくでていたので、手に取るきっかけになりました!
本当は恋愛小説だと思っていて、私は恋愛小説はあまり読まないので、話題には上がっていたけどなかなか手に取りにくかったのも事実です。
ですが、今まで手に取っていなかったこと、読み終わって後悔することになりました・・・・・
あらすじ
では、イニシエーションラブのあらすじを紹介いたします。
人数合わせで合コンに参加した主人公。そこで一人の女性と出会い、恋に落ちていく。そんな物語。
これだけしか今は言えません。。。。少しでも内容を紹介しようとすると、すべてネタバレになってしまうと私は思っているので、本当にこれしか言えません・・・・。
言いたいことはたくさんあるけど・・・
下手に何か言ったら本当にネタバレになっちゃうなぁ・・・
この本読んだ人と伏線について語り合いたいなぁ・・・。
イニシエーションラブのポイント
この小説の面白いポイントとしては、小説を読み終わった最後に、「イニシエーションラブを完全に理解するための用語集」がついているところです。
本編に出てきた用語が解説されています。
「じゃあこの用語集を読んでから本編を読んだほうが理解できるじゃん」
と思う人もいるかもしれませんが、それは絶対にNG!!!
小説の中でもちゃんと本編を読み終わってから読むようにと注意書きがされています。
なので、皆さんも興味がでたらしっかり本編を読んでから用語集を読むようにしましょう!
この本を読んだ感想
なんで今まで、読まなかったんだろう・・・
こんなに面白い小説だったなんて・・・
表紙だけで少し手に取るのをやめていた自分が恥ずかしくなりました。
この小説は、途中までは本当に純粋な恋愛小説です。しかし、読み進めていくと少しだけ違和感を感じるところが出てきます。
なんか変だな。なんだろうこの変な感じ。という、なんかわかんないけどおかしいな、という違和感がずっと続いていきます。
そうして最後の二行にたどり着いたとき
その違和感が全部フラッシュバックし、「うわ!そういう事だったのか!!!!!」
となるように伏線がちりばめられています。
ですが、緻密な伏線がちりばめられすぎていて、用語集を読むまでは全部拾うことが出来ません。。。
用語集を最後に読んで、読み返してみると、純粋な恋愛小説だと思っていた文章が全く違うものに見えてきます。
本当に。。。。すごい本です。。。
最後に
この小説は、叙述トリック大好き、どんでん返し大好きな方は絶対読んで後悔しない本です!
今まで、「恋愛小説かぁ・・・」と思って手に取るのをためらっていた方!
ミステリーが好きなら絶対に読むべきです!
本当におすすめです!
ぜひ、時間のある時に読んでみてください!
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